Ocean’s Loveへの思い

アンジェラ”磨紀”バーノン

私の兄は障がいを持っていて、以前から『自分に何かできる事はないかな?』と思っていました。そんな時、ハワイで自閉症の子ども達のサーフィンスクールに出会い、ボランテイアとして参加しました。

海に来て波に乗るまでは私の目さえも見られずに、ずっと下を向いていた子ども達。沖に出て波に乗り岸に帰ってくると・・・蔓延の笑顔!『もう1回、もう1回!』と沖を指差す子ども達の姿を見て、サーフィンや海がこれほどまでに人の心を動かす力がある事に感動しました。その時『私が1人の人間として、プロサーファーとしてするべきことはこれだ!』と思ったのです。アメリカに比べ、日本の方が障がいを持っている人にクローズマインドだからこそ、この活動を日本でする意味があると感じたのです。

私も1人のサーファーとして毎日海に入っていて、海に癒され、海から沢山の愛をもらい、海から自然の大切さや感謝の気持ちなど多くの事を学んでいるので『これを少しでも多くの人達とシェアする事ができたら、なんて素晴らしいんだろう!』と思い、Ocean's Loveサーフィンスクールを開催しています。

このOcean's Loveサーフィンスクールは私の活動の中で特別な存在。なかなか海に行かれない子ども達や、サーフィンというスポーツさえ知らない子ども達。日本では初の試みで、最初は不安でいっぱいでしたが、今では多くの方々のご支援により、今年で13年目を迎えることができました。

今では、毎年多くの子ども達の笑顔から元気をもらい、子ども達から沢山の事を学ばさせてもらっています。私の目標は『全国でOcean's Loveを開催する事!』1人でも多くの子ども達に海の素晴らしさや、サーフィンの楽しさを知ってもらい、海のパワーで笑顔になってもらえるように、この活動を通して障がいを持っている方への理解を1人でも多くの方に深めて頂き、障がいを持っている方々も住みやすい社会になってもらえたらと願っています。

Ocean’s Love ストーリー

サーフィン発祥の地ハワイ。皆様の中でも1度は行ったことがあるという方も多いのではないかと思います。 ハワイへ行ったことがないという方でもハワイと言えば・・・海があり、山があり、ハワイアンの笑顔や優しさを想像できるのではないかと思います。そんなハワイで挨拶を交わす時『ALOHA~(アロハ~)』と言いますよね?

ALOHAの意味は・・・

A - Akahai(上品さ、優しさ)L - Lokahi(調和)O - Olu'olu(思いやり)H - Ha'aha'a(謙虚さ)A - Ahonui(忍耐)

となっています。

1つ1つのスペルの意味を読んでもらえばOcean’s Loveの活動を理解していただけるのではないかと思います。

私たちはハワイに行きたいと思えば行くこともでき、想像をすることもできますが、Ocean’s Loveサーフィンスクールに参加してくれる子ども達やそのご家族にとっては、とても難しいことなのです。

そこでOcean’s Loveとして参加してくれた子ども達やご家族にハワイを感じ、ALOHA(アロハ)の心を知って頂きたいと考えています。そんな思いからOcean’s Loveサーフィンスクールではハワイを意識している所がいくつかあるのでご紹介させて頂きたいと思います。

ロコモコ(おひるごはん)

なぜOcean’s Loveサーフィンスクールの《おひるごはん(昼食)》はロコモコなのか?

ロコモコ(locomoco・Loco Moco)はハワイを代表するメニューの1つです。

白いご飯の上にハンバーグ・目玉焼きを乗せ、グレビーソースをかけたものでハワイでは定番の丼ぶりです。

Ocean’s Loveサーフィンスクールを始めた当初、私たちの知的障がい児への理解もまだまだ乏しく、《おひるごはん(昼食)》の時に『おはしを使えるのだろうか?使えないスクール生がいるのではないか?』と考えました。『ロコモコであればスプーンで食べられる!お箸を使うことのできないスクール生でも大丈夫だ!』と考え《おひるごはん(昼食)》はロコモコとなりました。何年か活動を続けていく中で、ある日ご家族の方から『Ocean’s Loveサーフィンスクールの時にしかロコモコを食べることができないから、この時がとても幸せです。』『重度の知的障がいを持っているとお洒落なレストランに行くことがなかなか難しく、ハワイアンレストランとなると、ご迷惑になるのではと・・・行きたくてもなかなか行くことができないのです。』のお声を頂戴しました。1年に1度、数年に1度ご参加して頂くご家族から『Ocean’s Loveサーフィンスクールに参加した楽しみの1つがロコモコです。』とのお声を頂く様になって以来、Ocean’s Loveサーフィンスクールの《おひるごはん(昼食)》はロコモコとなりました。地方に行くとロコモコのご用意が難しい事があるのも現状ですが、ロコモコに近いものとしてハンバーグ弁当を選んでおります。

BBQ(おひるごはん)

ハワイのビーチサイドではよくBBQ(バーベキュー)をする姿を目にします。

最近では『日本でも夏は海でBBQ!』と多くの方々の姿を見かけることと思います。お肉野菜をジュージューと焼き、こんがりと焼けたら食べるBBQ。きっとこのページをご覧になっている多くの方々が体験したこともあり、想像もつくことと思います。

なぜOcean’s LoveサーフィンスクールでBBQをするのか?

初めて参加してくれたスクール生たちは【すみれ園】という施設の子どもたちでした。【すみれ園】の子どもたちは、親元を離れ生活をしているため、海へ行くことが生まれて初めてという子が大変多く、サーフィンをするなんてことは当時、考えられない事でした。Ocean’s Loveサーフィンスクール開催にあたり【すみれ園】に参加のお願いをしにお伺いした際、園長先生から『なかなか経験できることではないから経験させてあげたい』とおっしゃって頂きました。この言葉はOcean’s Loveサーフィンスクールを開催することができ現在のOcean’s Loveの活動に至るきっかけともなりました。『サーフィン以外でも他に体験してもらえることはないだろうか?』と考えた時、BBQが思い浮かびました。食材を焼くという事、焼いた物を食べるという事、そういったBBQの一連の作業を見て、食べて、BBQを経験して欲しいと思い始まったものです。

Ocean’s LoveサーフィンスクールでのBBQはフランクフルトとトウモロコシだけを焼くシンプルなものになっていますが、スクール生たちにBBQというものがどういうものなのかを知ってもらうためにあるOcean’s LoveサーフィンスクールオリジナルのBBQです。

おもいでづくり

何もないフォトフレームにスクール生に貝殻などでデコレーションをしてもらいます。

海=貝殻・・・Ocean’s Loveサーフィンスクールに参加したこと、海でサーフィンしたこと、海で遊んだという事を忘れないで欲しいという願いから始まりました。

最初はアンジェラ”磨紀”バーノンがハワイから持ち帰って来た貝殻を使用しておりました。最近ではスクールの回数も増え、参加して頂けるスクール生の数も増えました。ハワイからの貝殻だけでは足りなくなってしまい、最近では地方のボランティアさんから送って頂いたもの、地方でスクールに行った際にスタッフが拾ってきたもの、各地から送って頂く貝殻も使用しております。茅ヶ崎で開催されるスクールでフォトフレームに飾る貝殻もハワイ・京丹後・奄美大島・伊良湖など各地のものです。いろいろな場所で沢山の方々の思いが海でつながっている、それがOcean’s Loveだと思っていただけたら嬉しく思います。

レイ(おみやげ)

レイはハワイでは祝福の時に使う物になっています。Ocean’s Loveでは本当は『ようこそOcean’s Loveサーフィンスクールへ』の気持ちとして最初にスクール生の首にかけようと思っておりましたが、Ocean’s Loveサーフィンスクールで新しくチャレンジしたことへの『今日1日頑張ったね!!参加してくれてありがとう!』という気持ちを込めて、最後に参加してくれたスクール生たち全員、1人1人の首にかけています。

時には、かけてもらったレイをお母さんや妹にかけてあげるスクール生もいます。スクール生たちの家族への感謝の気持ちなのでしょうね。見ていてとても温かい気持ちになる瞬間です。

クッキー・パン(おみやげ)

スクールが終わった後、参加してくれたスクール生たちとボランティアさんへクッキーをOcean‘s Loveからプレゼントさせて頂いています。参加してくれたスクール生達も社会に出て働く年齢となります。自立した社会人として地域で生活し、暮らしていくための第1歩と、環境作りを支援したいと考え、微力ですが障がいを持つ方々が作っているお菓子やパンをOcean’s Loveでも購入させて頂いております。無添加で食材にこだわったものを作っていることが素晴らしいなといつも感じています。

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